毎日だって好きって言うよ。
そうか。
うん。
そうだよ。
私、めげずにぶつかってよかったんだよ。
いっぱいいっぱい悩んで、いっぱいいっぱい傷ついて、いっぱいいっぱい立ち直って、
それで、よかったんだ。
だってきっとそうじゃなきゃ、今の私はいない。
悠太先輩に愛されるような、今の私はいなかった。
そう思うから……。
「陽伊代。好きだよ」
これからも、沢山沢山ぶつかっていこう。
「好き」
「……」
「まだ、信じられない?」
「……」
悠太先輩の困った顔が可愛くて、私は少し意地悪をするように黙りこくる。
だけど、やっぱり悠太先輩の方がうわてで……
「ま。信じられなくても、いいんだけどね」
「え?…んっ!」
またしても落ちてきた不意打ちのキスに、私は真っ赤に染められてしまった。
こんなの心臓がいくつあっても足りたものじゃない。
「信じられるまで、毎日だって好きって言うよ」
「……!
そればっかりは…私も負けられませんっ!」
悠太先輩!
これからは、どっちが沢山愛をあげられるかの大勝負ですよっ!
まずは先手必勝!!
水島陽伊代!いかせていただきますっ!!
「悠太先輩!!大好きですっ!!!」
【毎日だって好きって言うよ。】♡FIN♡