毎日だって好きって言うよ。
…だけども…それよりも…
「フンガッ!フンガッ!」
「げ。何で鼻息荒いの」
威圧的なオーラから一転。
何かに怯えるように、一歩私から離れる先輩。
いやだって…
肌蹴たままのYシャツから覗く先輩の胸板様が、私の眼前で輝きを放っておられるのだもの…!
鼻…血が…
「ありがとうございますぅっ!」
「拝むか鼻血出すかどっちかにしようか?」
*
*
(しばらくお待ちください。)
*
*
いやーははっ!
どうもすみません。取り乱しました。
気を取り直して!
「悠太先輩!どうですか!?今日こそ私と付き合う気になりましたか!?」
「無理。」
「なぜ!?」
「俺、変態の子と付き合う趣味ないし。」
おっつ…
待てよ。変態って私のことか!?
いや、鼻に詰め物しながらじゃ否定も何も出来やしないが…orz
「それに、いつも言ってるでしょ。俺は誰とも付き合わないって」
おぅ…
やっぱり今日も言われてしまった。
先輩秘技。
【とどめの言葉】
そう。
実は先輩は、とても厄介な人なのです。
「悠太ぁ〜?」