毎日だって好きって言うよ。

…だけども…それよりも…



「フンガッ!フンガッ!」


「げ。何で鼻息荒いの」


威圧的なオーラから一転。


何かに怯えるように、一歩私から離れる先輩。



いやだって…


肌蹴たままのYシャツから覗く先輩の胸板様が、私の眼前で輝きを放っておられるのだもの…!


鼻…血が…



「ありがとうございますぅっ!」


「拝むか鼻血出すかどっちかにしようか?」






(しばらくお待ちください。)







いやーははっ!


どうもすみません。取り乱しました。


気を取り直して!



「悠太先輩!どうですか!?今日こそ私と付き合う気になりましたか!?」


「無理。」


「なぜ!?」


「俺、変態の子と付き合う趣味ないし。」


おっつ…

待てよ。変態って私のことか!?


いや、鼻に詰め物しながらじゃ否定も何も出来やしないが…orz



「それに、いつも言ってるでしょ。俺は誰とも付き合わないって」


おぅ…

やっぱり今日も言われてしまった。


先輩秘技。


【とどめの言葉】



そう。

実は先輩は、とても厄介な人なのです。



「悠太ぁ〜?」
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