毎日だって好きって言うよ。
ほら!

犬の散歩中の近所のおば様方が、頬を染めて振り返っているではないかっ!


「悠太先輩っ!なななな、何で家知って…?」


「何言ってるの。夏休み中、散々ラブレター送り付けて来たのはピヨちゃんでしょ」


「!!!」


そうだったっ‼︎‼︎


今年の夏休み。


休みの間、どう先輩に告白しようかと考えた結果、

ある裏ルート(?)で入手した先輩の住所にラブレターを送ることにしたんだっけ。


いや、なんかコレだけ聞くと本当にストーカーみたいだけどね?


さすがに毎日送ったりはしてないよ?


それにそれに、一応先輩の許可は得てるから!


「好きにすれば?」


の一言だけどっ‼︎‼︎


その手紙に、返事くれたりしないかな〜という淡い期待を込めて、毎回シッカリと記載した私の住所。


まさか、こんな所でこんな風に役に立つなんて!!!



だ、だけど…


「悠太先輩が私の家に来るなんて…。あ!まさか、何か事件でもありましたか!?それで、たまたまウチに逃げ込もうかと思ったとか!」


私はキョロキョロと辺りを確認する。


まさか悠太先輩悪い人に追われてる!?

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