毎日だって好きって言うよ。

ニヤリと不敵な笑みを零す肥田先生に、眉をしかめる私。



「東阪も実行委員らしいんだけどな」



「!!!」


ゆ、悠太先輩も!?!?


うそ!

先輩そういうのとことん面倒臭がりそうなのにっ!!


「東阪、成績はトップだが、何分遅刻とサボリが多いからなぁ。恐らく担任の大原先生に無理矢理やらされたんだろ。
まぁ?お前がそんなにやりたくないならいいんだわ。東阪の名前出せば、立候補する女子なんて山ほどいるしな」


「……す」


「ん?何?聞こえない」



「やりますっっ!!やらせて下さいっっ!!」



何だかもの凄く先生の策略にハマった気がするけど、よしとしよう!!



恐らく、体育祭までの期間、放課後はミーティングや居残り作業になるだろう。


つまり、放課後の先輩との時間が保証されるってこと!!


こんな美味しい話みすみす逃してたまるかぁぁぁ!!



どことなく、してやったり顔の肥田先生は、「そうかそうか!助かるぞ!」と嬉しそう。


「あ。実行委員は男女で2名だからな。相方は友野にでも頼んでくれや!じゃ!俺授業だから!宜しく頼んだぞ〜」
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