毎日だって好きって言うよ。
先輩は、それを聞いて一度目を丸くするが、直ぐにいつもの気怠そうな様子に戻って視線を前に戻す。


「…ふーん。出来た子ですこと」



まぁ、そりゃもちろん、全くもって何も思わないわけではない。


好きな人が、他の女子とイチャイチャしてれば、当たり前に気分がいいものではないし。



だけど、仕方ないでしょ?


それでも悠太先輩が大好きなんだから。



ヤキモチなんて、そんな無駄なものは妬かない。

だって、私が欲しいのはそんなものじゃない。





「でも、本当にそれでいいの?」と言って、先輩は妖艶な笑みを浮かべながら、私の肩にそっと手を回す。


「ふぇ!?」


私の肩が、ビクッと反応する。


「“遊び”でよければ、ピヨちゃんにも
色んなこと、してあげるよ?」



い、

い、

イロンナコトッテナンデショウ?


「ぜひお願いしま……じゃなくってっ‼︎‼︎‼︎」


あぶねっ!

危うく誘惑に負けそうになった!


「いりませんっ!私は先輩の、本当に本当の好きな人になりたいんですっ!!
そうじゃなきゃ、い、色んなことしてもらったって悲しいだけですっ!」
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