毎日だって好きって言うよ。


最後に超適当な推薦をして、肥田先生は教室を出て行った。









「体実〜〜〜!?」


「んだ。」



休み時間。


友野の机まで行きそう言えば、友野は心底面倒臭そうな顔をする。



「俺、部活もあんだけど。」


「だよねー。友野、暇そうなのは見かけだけだもんね」


「うわ!何か引っかかる!今の言い方何か引っかかる!!」


「うーん困ったなぁ。てことは、誰か他の男子に頼まなきゃいけないのかぁ…」


友野の前の席の椅子に座って、友野の机に垂れていれば、なんとなく友野の視線が刺さって見上げると、


「てかさ。陽伊代、何で体実なんて受けた?お前、そういうの苦手だろ?」


訝しげな表情で友野が見ていた。


さすが友野。


勘が鋭い!


「えへ♡実は、悠太先輩も体実らしくてね♡悠太先輩と放課後居残り♡とか、夢だったからさぁ…つい♡」


「…やっぱりな…。つい♡じゃねーよ。まんまと肥田ゴリラの策略にハマりやがって」


「テヘ♡」


友野は呆れたように大きなため息をつくと、なんだか面白くなさそうに、椅子の前足を浮かせて揺らしている。
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