毎日だって好きって言うよ。
不機嫌友野だ。
これは早目に撤退せねば!
「あー。何かスマンね!他当たるから気にしないで!友野は部活頑張ってね!」
そう言って席を立てば、
「…っ…待てよ!」
という声と共に、揺れていた椅子が止まったのが分かった。
「…なにか?」
「やってやるよ。体実。」
「えー?いいよ無理しなくて。友野部活やんなきゃじゃん。他に暇な男子いるかもしれないし当たってみるって」
「だから!!俺がやるって言ってんの!!」
立ち上がって、ズイッと顔を近づけてくる友野。
凄く顔近いんですけど…。
10秒ほど見つめ合っていたかと思えば、なぜか友野は突然ハッとした顔をして、タコのように赤くなった顔を隠すように離れていく。
???
「とっ…とにかく!部活を優先せにゃならん時もあるが、ミーティングとか準備にはなるべく参加すっから!肥田センには俺から言っとく!」
「あー…うん。ありがと。」
「じゃ!次俺体育だから!」
「ん。頑張れー」
そそくさと去って行く友野を見送りながら、
「なんなんだ。相変わらず変なやつだな」
と、首を傾げる私。