毎日だって好きって言うよ。
「えーっと…ノモトくんだったっけ?」
「…トモノっス」
「あーそうそうソレ。友野くん。こんなトコでまでピヨちゃんのお世話?ご苦労様だね」
「…別に。慣れてますんで。」
あれ?
何だろこの空気??
ちょっとピリピリと肌に刺さって、なんだか私が居心地悪い。
てか、友野態度悪っ!!!
何だそのふて腐れたような顔は!?
ポケットから手を出せ!手を!!
気のせいかな。
先輩が「なるほどね…」と低い小さな声で呟いた気がした。
いや、本当に気のせいだったのかも。
だって目の前の先輩は、いたっていつも通りで、
「ピヨちゃん。友野くんに迷惑掛けないように、ちゃんといい子にしてるんだよ?」
とか言って、優しい笑顔を向けてくれる。
思わず
「はいぃっ!♡」
って返事したけど…ん?待てよ?
私がいつも迷惑掛けてるみたいじゃないかー‼︎
「陽伊代。ホラ。席とんぞ」
「あ…うん!
それじゃ!先輩、また後で!」