毎日だって好きって言うよ。

しーちゃんは、お弁当のタコさんウインナーを口に運びながら、


「あーはいはい。言いたいなら焦らさないでさっさと言って」


と、今日も冷たさ満点の一撃を放ってくる。


「うわーん!そこはもっと興味持ってよー!」


「興味持つも何も、どうせ東阪先輩がらみでしょ。」



そうだけどもっ!


「も、もー仕方ないなぁ。そんなに聞きたいなら教えてあげてもー……ハイ。ごめんなさい。お願いします。聞いて下さい。」


しーちゃんにフォークの先を顔スレスレに近付けられて、身の危険を感じた私はなぜかお願いする側に。


しーちゃんは時々本当に目がヤバイから怖いっ!


てか、前にもこんなことがあったぞ。



「実は、今日も体実の仕事があるの。
プログラム作りって意外に大変なんだね〜。お陰でしばらくは放課後先輩と過ごせる日が続きそうでさぁ♡」


「そりゃよかったね。でも、だからって2人なわけじゃないんでしょ?」


「そうなんだけどねー!でもいいの!それでも先輩と同じ空間にいられる…。それだけで十分嬉しいから♡」
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