レビンのマド
きっかけ
きっかけは親友・舞の一言




『麻美に紹介したい人もう一人いるんだけど…どうする?』





2003年11月26日・おきまりの長電話の中の一言





『こないだみたいになったら悪いしなぁ………』








高校1年の冬を迎え、彼氏欲しさにアタシは舞から1ヶ月前にも紹介してもらった男がいた。








しかし内容はひどかった……







そのせいもあっていつもガッツイテルはずのアタシはためらっていたのだ。





『麻美が嫌なら無理にとは言わないけど今度は直ちゃんとタメでアタシも知ってる人!かっこいいよ〜〜おもしろいし』





直ちゃんってのは舞の彼氏。小野直裕18歳




1ヶ月前に紹介してもらった男は小野ちゃんの先輩で舞とは面識のない人だった。




しかし舞はアタシの性格をよく知っているとしみじみ思う…別に無理にとは言わないって言われるとなんだかもったいない気がする。










『ぢゃあメールする』










『マァジ!?やった!ぢゃあ決まりね!』




急にハイテンション(笑)




こいつが親友で良かった。




長谷川舞16歳。頼れる親友。











電話を切って数分後舞からのメール受信。







『伊部康博、ジャージ姿しかみたことないけどかっこいいよ!クラスで頭張ってて学年の人気者!アドレスはこれ×××@docomo.ne.jp』






とりあえずメールを作ってみる。



『商業1年の佐藤麻美です。舞と小野さんカップルに紹介してもらいました。ヨロシクお願いします』




最初はこんなもんだろう………的なね。(笑)











夜23時から結局返事は次の日学校が終わる頃まで来なかった…………
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