レビンのマド
車に戻ってからなんだか意識してしまうアタシ。





会話も少なくなってきた。



このままぢゃ微妙な雰囲気になると思ったアタシはとっさに嘘をついた。




『伊部さん…』



『どした?』


『うち、門限10なんだ……』


『そーいが?ぢゃああと1時間らね。どっか家の近く停めて話すか』


『うん』



その後、1時間話してアパートに送ってもらった。



…………1度きりの門限…………


…………思い出の甘い嘘…………
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