家政婦だって、恋したい




いくら結衣が妹と友達だからって、俺に惚れない確証はない。





俺は咄嗟に、中学の頃の消し去ってしまいたい記憶を呼び起こしたが、すぐに振り払う。


(もうあんな思いは御免だ…)



思い出したことを忘れようとするように、机に向かい、PCを開いて、残っていた仕事に取り掛かった。




< 10 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop