家政婦だって、恋したい



そういう日々が俺のイライラを募らせ、

その矛先は、俺の「顔」と「金」に目が眩んだ女共に向けられた。




『恋愛しない』を条件に、

体だけの関係を築き、沢山の女を取っ替えひっかえし、必要ならば金も与えてきた。








「関係を終わりにしたい」と言われれば、はいそうですか。と次に乗り換える。








それで満足だ。



今までも。これからも。









俺は愛してはいけない。


愛されてはいけない。











あの時からしているように、何度もそう自分に言い聞かせた。






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