家政婦だって、恋したい





「俺がコンビニ行って買ってくるよ。」

「そんなっ!拓哉さんだって、碧斗さんに負けないくらい疲れているはずなのに…」


拓哉さんが買って来てくれるといっても、今はお酒が入っていて運転が出来ない状態。

披露困憊している拓哉さんに、往復30分もの道程を歩かせるわけには行かない。



「でも、結衣ちゃんだけだと危ないし…じゃぁ二人で行こっか?」

私が引き下がらないと思った拓哉さんは、妥協案として提案してきた。


「…はい」


「じゃぁ、一回着替えて行こうか。流石に11月だし、浴衣は風邪引くよ。」



というわけで、私たちは一旦部屋に戻ることにした。








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