家政婦だって、恋したい
「そ、そうでしたか。こんな時間になってしまいましたが、碧斗さん、あまり夕食を食べていらっしゃらなかったと思うので、夜食を買ってきたのですけど食べられますか?おつまみもあるんですけど…」
私はご機嫌を取り戻そうと、拓哉さんが持ってくれていたコンビニの袋を受け取った。
「…こんな夜中に、こんな街灯もあまり無さそうな夜道を、拓哉と二人で…?」
ブツブツと聞こえないような声で言う碧斗さんは、私を睨みつける。
「え、あ…あの…?」
私は、どうしていいか分からずあたふたすると、
後ろに立っていた拓哉さんが、行き成り噴出した。