家政婦だって、恋したい
私たちは、
深夜1時を回っているというのに、
碧斗さんと拓哉さんの幼少期時代の話や学生時代の話、お互いの兄妹の話等、
他愛ない事を話を酒の肴に盛り上がった。
朝起きた時には、
いつの間にか私はツインのベッドで寝かされており、
隣のベッドにはまだ碧斗さんが寝ていた。
ベッドから起き上がると、ローテーブルの上は数時間前の飲み会のまま散らかっており、
その横のソファには、毛布1枚で寒そうに眠る拓哉さんが居た。
時計を見ると、時刻は午前6時12分。
朝食は7時半からだし、まだ起きるには早すぎる時間だ。