家政婦だって、恋したい
「今日は会議があるから、帰ってくるのは21時くらいだな。」
「承知致しました。いってらっしゃいませ。」
バタンッと扉が閉まるのを見送って、
とりあえず、クビは免れたと安堵する。
「さて、行動開始っ!」
私は気合を入れて、洗濯に掃除、夕食の買い出しをする。
張り切りすぎた私は、14時になる頃には、する事がなくなってしまっていた。
「一旦帰って、家の事をやろう…」
そう思った私は、ゆうくんと暮らすアパートに戻ることにした。