家政婦だって、恋したい
昼食を終え、2人で仲良く家事をする。
「んで、結衣は何の仕事してんの?」
夕食の買い出しをしに、二人で近所のスーパーに来た時にゆうくんに聞かれた。
「家政婦だよ」
私は今が旬の秋刀魚を、ゆうくんの持つ籠にいれた。
「…男の家じゃないだろうな?」
「男の人だよ?」
「はぁっ!?今すぐ辞めろ!危なすぎる。」
「ゆうくん煩いよ。ここスーパーなんだから。」
私は、そんなゆうくんを無視して、スタスタと野菜売り場に向かう。