家政婦だって、恋したい
会計をしている時に、担当の年配看護師が来て怒られたが、
俺が何を言っても聞かない事を知っている拓哉が、自宅療養ということで説得し、渋々納得してもらった。
「大変だな、お前。」
俺はそんな拓哉を見て、つい笑ってしまう。
「分かってんなら、もう少し自重しろ。」
そうして、2人して俺のマンションに戻ってきた。
「おかえりなさいませ。早かったんですね。」
21時に帰ると言ったが、1時間半も早く帰って来てしまい、まだ結衣は夕食を作っていた。