家政婦だって、恋したい
なかなか口を開かない碧斗さん。
「家政婦の分際で口出しするな」とでも思っているんだろうか。
でも、私は間違ったことは言っていない。
今にも目を逸らしてしまいたい私は、必死に碧斗さんを見つめ返す。
「…俺を脅すとは、良い度胸じゃないか。」
そう言った碧斗さんの目は、何処か楽しそう。
こっちは真剣に話ているのに、あんまりだ。
苛立ってきた私は、碧斗さんを睨みつける。
すると、
行き成り腕を掴まれて引き寄せられた。