家政婦だって、恋したい
「え?拓哉さん、ゆうくんを知っているんですか?」
「いや…会ったのは今日が初めてなんだけどね?何処かで聞いた名前だと思ってさ。」
拓哉は、「何処だったかなぁ」と呟きながら、腕を組みながら俯いて思い出しているようだ。
「…それ、多分面接の時じゃないですかね?」
佑真が俺から視線を外し、拓哉を見て答える。
「あぁっ!そうだ、面接だ!2次審査を通った履歴書の中に居たな!」
思い出してスッキリした顔の拓哉。
「えぇ!?ゆうくん、碧斗さんの会社の面接受けてたの!?」
と、驚いて口を開けている結衣。