【短】コッペパンとカフェオレ
コッペパンとカフェオレ
「……ん」
静かな部屋に小さく響いた自分の声。
カーテンの隙間から漏れている光に目を細め、ダルい体をゆっくり起こした。
えーっと、いま何時だ……?
目を擦りながらベッドの脇にある丸い形をした時計を見た。
げっ。遅刻じゃん!
短い針【12】を指そうとしていた。
慌てて着替えを済ませ、リビングへ向かった。
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