もっと強く…
「先生、準備できました
602です!」
「ありがとう」 「はい!」
「りこちゃん行こっか」
ずっと無言でいた
先生がりこの手を持って歩いている
りこのペースに合わせてくれてる
これでもかってぐらい遅く歩いている
すると先生が「ちょっとごめんね」
と言って先生に抱っこされた
私は143cm世間一般から見ると小さい
「ここが、りこちゃんの病室ね」
「うん」
「初めてじゃないからわかるよね?」
「多分...」
「ほんとうに不安だな~
じゃあ、なんか、あったら呼んでね」
といって出ていってしまった