もっと強く…
ガラー

「りこちゃん、わかるかな?
りこちゃん? ん、意識はあるね
少し苦しいけど、ちょっと我慢してね
すぐに楽にしてあげるからね~


裕翔くん、点滴持ってきて
桃子さんはモニターお願い」


「はい!!」


「りこちゃん、ちょっと苦しいけど
心臓から手離そうね~」


「せんせい、持ってきました!!」


「ありがとう
りこちゃ~ん、モニターつけるよーあと、左手に点滴するね~
すぐに、楽になるからね」


「イヤ...ハァハァハァハァいたっぃ...」


「ちょっとごめんね」


「ハァハァハァハァハァハァ...」


「酸素マスクつけるね
少し落ち着いてきた?」


「ハァ...ハァ...う...ん





手と...ハァハァ足が...ハァ痺れて...る」


「いま、酸素いってるからもう少しで取れると思うからそれまでちょっと待っててね」


痺れてる手と足を先生がなでてくれる


「りこちゃん、よく頑張ったね
偉かった!!」
と褒めてくれた


「ごめんなさい...」

「ほら、また謝る~
意識保てて偉かった


少しまだ、不安定だからモニターつけとね
酸素マスクも

また来るから少し寝てな」

布団をかけて直してくれた


呪文のようにすっーと眠りに入った






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