【完】確信犯な彼 ≪番外編公開中≫
「理由と言えば……」
私の顔を下から、上目遣いに覗き込む。
彼女の瞳が色っぽくて、思わず赤面しそうになる。
「……最近、宮坂センセ、ちょっとおかしいんだけど」
そう言って、いったん言葉を区切ってから、
じっと私の目を見てから言葉を続けた。
「……佳代さん、何か知ってる?」
そう言って、くすりと、艶っぽい笑みを浮かべる。
拓海が最近オカシイ、と聞いて
思わず目をぱちくりとしてしまう。
「あ、あの、麻生先生って、拓海の事……」
思わず尋ねてしまうと、
「今、ぜ~んぜん興味ない」
そう言ってくすくすと笑った。
「ああ、面白そうっていう意味では、
貴女と、宮坂先生の動向は気になる」
そう言って、ショートカクテルを一気に飲んで、
中のチェリーを弄ぶ。
「ショートで飲んでると切りないな……」
そう言って、フローズンダイキリを頼む。
「……で、何があったの?」
私が絶句しているのを楽しそうに見て、
楽しそうに笑うから、思わず、
「あの、拓海自身には、もう興味ないの?」
と思わず聞き返してしまった。
するとにっこり笑って、
「うん、実家に戻った時に、東京で彼氏作ったから」
まあ、遠距離なんだけどねえ……
そう言って彼女はフローズンダイキリを一口舐める。
「あの、拓海がおかしいって……」
どういう意味ですか?
私が彼女の尋ねると、何がおかしいのか、またくすりと笑う。
一瞬私がいらっとして、眉をひそめた様子が伝わったのか、
彼女がゆっくりと最近の彼の様子を話し始めた。
「宮坂センセ、最近、なんだか落ち着きがなくてねえ……」
そう言って、私をまっすぐに見つめる。
「なんか携帯見ては、ため息ついてたり、
かと思えば、たばこの本数がめちゃくちゃ増えてたり、
なんか、急に立ち上がって、ふらっとどこかに行っちゃったり……」
もちろん、仕事に支障のないレベルなんだけどね?
そう彼女が目をキラキラと輝かせた。
「……なんか、彼らしくないんだよね……」
そう言ってじっとこちらの表情をうかがうように見るから、
彼女の視線にドキマギして、
慌ててカクテルを飲み干してしまった私に、
おかわりを促す。
「もういざとなったら、タクシーで送ってあげるから、
まあ、飲みたいだけ飲んじゃいなさい」
くすくすと笑って、彼女が言う。
その言葉に煽られるみたいに、私はソルティドックを頼んだ。
その様子を彼女はふわふわと笑いながら見ている。
そのあと何も言わないから逆に気になって、
「……あの、拓海……様子がおかしいんですか?」
そう私が尋ねると、
首を少しだけ傾げて、
「……気になる?」
一瞬真面目な顔をして尋ねてくる。
その表情に思わず小さく頷いた。
私の顔を下から、上目遣いに覗き込む。
彼女の瞳が色っぽくて、思わず赤面しそうになる。
「……最近、宮坂センセ、ちょっとおかしいんだけど」
そう言って、いったん言葉を区切ってから、
じっと私の目を見てから言葉を続けた。
「……佳代さん、何か知ってる?」
そう言って、くすりと、艶っぽい笑みを浮かべる。
拓海が最近オカシイ、と聞いて
思わず目をぱちくりとしてしまう。
「あ、あの、麻生先生って、拓海の事……」
思わず尋ねてしまうと、
「今、ぜ~んぜん興味ない」
そう言ってくすくすと笑った。
「ああ、面白そうっていう意味では、
貴女と、宮坂先生の動向は気になる」
そう言って、ショートカクテルを一気に飲んで、
中のチェリーを弄ぶ。
「ショートで飲んでると切りないな……」
そう言って、フローズンダイキリを頼む。
「……で、何があったの?」
私が絶句しているのを楽しそうに見て、
楽しそうに笑うから、思わず、
「あの、拓海自身には、もう興味ないの?」
と思わず聞き返してしまった。
するとにっこり笑って、
「うん、実家に戻った時に、東京で彼氏作ったから」
まあ、遠距離なんだけどねえ……
そう言って彼女はフローズンダイキリを一口舐める。
「あの、拓海がおかしいって……」
どういう意味ですか?
私が彼女の尋ねると、何がおかしいのか、またくすりと笑う。
一瞬私がいらっとして、眉をひそめた様子が伝わったのか、
彼女がゆっくりと最近の彼の様子を話し始めた。
「宮坂センセ、最近、なんだか落ち着きがなくてねえ……」
そう言って、私をまっすぐに見つめる。
「なんか携帯見ては、ため息ついてたり、
かと思えば、たばこの本数がめちゃくちゃ増えてたり、
なんか、急に立ち上がって、ふらっとどこかに行っちゃったり……」
もちろん、仕事に支障のないレベルなんだけどね?
そう彼女が目をキラキラと輝かせた。
「……なんか、彼らしくないんだよね……」
そう言ってじっとこちらの表情をうかがうように見るから、
彼女の視線にドキマギして、
慌ててカクテルを飲み干してしまった私に、
おかわりを促す。
「もういざとなったら、タクシーで送ってあげるから、
まあ、飲みたいだけ飲んじゃいなさい」
くすくすと笑って、彼女が言う。
その言葉に煽られるみたいに、私はソルティドックを頼んだ。
その様子を彼女はふわふわと笑いながら見ている。
そのあと何も言わないから逆に気になって、
「……あの、拓海……様子がおかしいんですか?」
そう私が尋ねると、
首を少しだけ傾げて、
「……気になる?」
一瞬真面目な顔をして尋ねてくる。
その表情に思わず小さく頷いた。