予測不能なケミストリー 【完結】
「セイラはさ、桜木君のこと、
1学期からリョウ君、って
呼んでるね」

「うん~ そういえば。
2年ではじめて同じクラス
になったんだけど
リョウ君は他の男子にくらべて
すごく話しやすくてさ。

何度か話しかけているうちに
リョウ君、って呼ぶように
なってたんだぁ」

「えー、話しやすい?
私は怖くて話しかけにくいな」

「そう?」

私は美奈のサンドイッチに
手を伸ばした。
< 14 / 86 >

この作品をシェア

pagetop