予測不能なケミストリー 【完結】
ちらっとリョウ君を見てみると
ゆっくりとこっちに歩いてくる。

いや、ここは、ハハハ、、と、
一緒に笑い飛ばしてほしいんですケド。。



リョウ君が、近くに来た。
ふんわりと、理科室の
消毒液のような
薬品のような
鼻の奥をツンと刺激する
そんな匂いがした。

視界にリョウ君の影が入る。

・・こんなに背、高かったんだ。

並んでみたことなんてなかったから
私の頭ひとつ分も背が高かったこと、
初めて知った。
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