予測不能なケミストリー 【完結】
近すぎて
リョウ君の体温さえも
伝わってくる気がする。

私、顔、赤いかも・・


リョウ君が、私の顔に
手を伸ばす。

私は思わず下をむく。

左手で そっと私の頬に触れ
されるがままの私をみつめたまま
リョウ君はポケットから白いハンカチ
を取り出して
私の目のあたりを拭く。

「よ、よごれてた?」
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