予測不能なケミストリー 【完結】
置き傘していたうす紫色の傘を
バサっと広げる。

ボツボツボツ、っと雨が当たる音がする。
土砂降りの中、私は歩き出した。

校門を出て、
駅までの道。
靴の中が、すでにぐちゅぐちゅ。
はぁ、気持ち悪い。


「よっ!」

ん?よ?

やっぱり。友平君だ。
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