予測不能なケミストリー 【完結】
「おーい、セイラ。信号、青!」

「え?あ、うん・・」

でも、動かないよ。

足が、拒否してる。




あ、目が、合った。



一瞬にして、通りの騒々しさが消え去り
私の周りだけが
まるで氷河期みたいに
音を立てて凍り始める。

いっそ、
ぜんぶ凍ってしまえばいいのに。
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