予測不能なケミストリー 【完結】
心臓が、ドキドキ鳴ってる。
聞こえちゃいそうだ。
でも、リョウ君の心臓の音も
聞こえてきそうで
リョウ君を抱きしめていた手に
力が入る。

「セイラ」

「ん?」

「この態勢は、マズイ」

「え?」

「男として、マズイ」

「何が?」

「・・当たってる」


「ッ、////////////」

ガバっとリョウ君から離れた。
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