君と。


え。
わたしで6人目?多くない?

「ここにいる子全員1年生」

イスに座ってジッーとわたしの方を見つめる他の1年生の子。

「よろしくお願いします」


怖くて怖くて、その一言で精一杯だ。

「多分、6人も入れないと思う」

当たり前だ。
私が知っているマネージャーという存在は1人。
その6倍いるのだから。

「だから、入りたいと思った理由とか教えてほしい」

高校入試が終わりほっとしたところなのに、いきなりの面接的な感じに。
先輩のマネージャーは紙を用意して面接する気満々だ。
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