Blood of the Olympus 〜神と血縁関係にある少年〜
「いやいや、まだ10月じゃん。席替えなんて6回くらいしかしてないからそんな高確率ってわけでもないと思うけど。」


健は変に動揺して見せた。
10月だというのに額からは汗がにじみ出てる。



それに、健が首の後ろに手を伸ばし頭を押さえる仕草。

これは健が嘘をついた時にしかしない仕草だ。




「お前わかりやすいな。まぁ、オレからはなんも聞かないでおくけど。ただのオレらの腐れ縁ってことだよな。」




オレのとびきりスペシャルキュートな笑顔を健に見せながら言った。
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