第三章 児童養護施設
五歳の誕生日を迎えた凛はあれから雄太と話す事が少なくなっていった。



雄太も仕事が忙しくなり

家にいる時間も少なくなっていた。



だが凛はまだ信じていた。


「いつか自分の誕生日をお祝いしてくれる。」と――

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