ケダモノ、148円ナリ
「なにかお菓子もお持ちしますね」
と明日実が行こうとしたとき、
「その指輪」
と顕人は言いかけ、
「いや……、なんでもない」
と視線を珈琲に落とした。
と明日実が行こうとしたとき、
「その指輪」
と顕人は言いかけ、
「いや……、なんでもない」
と視線を珈琲に落とした。