ケダモノ、148円ナリ
 




「おい、明日実」

 貴継がドアを開けたとき、明日実は、すやすやと眠っていた。

 まだ早い時間だが、疲れたのだろう。

 近づくと、その枕許には、自分のあげたイルカの指輪があった。

 明日実はあどけない顔で眠っている。



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 ……………………………………寝かしといてやるか。






  
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