【完】悪名高い高嶺の花の素顔は、一途で、恋愛初心者で。

想像すると、少しだけ胸が痛んで、自分の嫉妬深さに驚いた。
なんだか、日に日にわがままになっている気がする……わ、私、嫌な女かもしれない……。

って、早く連絡しておこう。

【仕事の件で相談があるみたいなので、今日桐生さんと食事に行ってきます。】

そうメッセージを打って、那月くんに送信した。

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