君と出会えたことを誇りに思う
次の日、私は目覚ましとともに起きると支度を済ましリビングルームへ向かった。リビングルームに行くと皐月が起きていた。私は挨拶をした。
『お兄ちゃんおはようございます。』
『美月おはよう。あっ今日から高校生活頑張れよ。あと、オーディションもな』
『あっうん、頑張る。ありがとお兄ちゃん』
私は今日からの高校生活に不安がたくさんあった。昔から不安になると必ず下を見ていた。お兄ちゃんからは頑張って前を向けと言われてるけれど、なかなか上手くできなかった。今日は高校生活のほかにもう一つ大切なものが待っていた。それは歌のオーディション。大好きな歌の。これが私の家族の次に大切なもの。これがなくなったら私は......。
とにかく高校生活と歌のオーディションを頑張るだけ、それが今私に渡されたミッションだと思っている。
私は幼い頃からアイドルというか歌手になるのが夢だった。夢を叶えるためにたくさん歌のレッスンだって受けた。先生は厳しく、挫折しそうになったこともあるけど自分の未来のため頑張ることができ、ついにここまできた。レッスンの先生も頑張れと応援してくれた。頑張れ。その一言だけでも大きな力になった。
お家を出ると学校に向かった。桜がヒラヒラと舞い散りながら咲いていた。桜に見とれているとバスの時間が迫っていた。私は走ると坂の下のバス停にちょうど学校直通バスが来ていた。私は息を切らしながらなんとか乗ることができた。
『はあ、はあ、乗れた...』
『おはよ!美月』
『あっおはよ、ちはちゃん』
『美月めちゃ息きれてんじゃん。大丈夫??』
『うん、なんとか。』
二人でバスの中で会話してると途中のバス停から学生が二人乗ってきた。乗ってきた一人の男の子に千晴は声をかけた。声をかけられた男の子はこっちを向いた。私は驚くと千晴の後ろに隠れた。
『浬多おっはよ!』
『おう、千晴おはよ。朝から元気いいな(笑)』
『これが私ですので(笑)』
『おい、つっきー。俺のこと忘れてるだろ....』
『やだな~もう。流星ったら。忘れないわけないじゃない(笑)』
『いや、今完全に忘れてたから!!』
『流星や、どんまい(笑)』
『うお!浬多まで!』
『あははは』
私は三人はきっと中学生の時からの友達なんだと心の中でそう思った。私は中学生のとき友達といえるような人はいなかった。影が薄かったっていうのもあるのかもしれない。千晴は私のことを見ると....。
『えっちょっとちっちはちゃん!?』
『浬多、流星、友達になった蒔田美月ちゃん!かわいいでしょ~』
千晴は、浬多と流星に紹介をした。私の心臓はドキドキと音を立てていた。こうして人と触れ合うのは初めてに近いため目が泳いでいた。浬多と流星は私を見つめていた。しばらく見つめていると私のドキドキがだんだんおさまってきた。私はなんでドキドキがおさまって行くのか気になった。不思議な気持ちになった。下を向くと声をかけられた。声をかけたのは浬多だった。私は顔をあげると彼はニコッと笑った。
『蒔田』
『えっ?』
『おれ』
『お兄ちゃんおはようございます。』
『美月おはよう。あっ今日から高校生活頑張れよ。あと、オーディションもな』
『あっうん、頑張る。ありがとお兄ちゃん』
私は今日からの高校生活に不安がたくさんあった。昔から不安になると必ず下を見ていた。お兄ちゃんからは頑張って前を向けと言われてるけれど、なかなか上手くできなかった。今日は高校生活のほかにもう一つ大切なものが待っていた。それは歌のオーディション。大好きな歌の。これが私の家族の次に大切なもの。これがなくなったら私は......。
とにかく高校生活と歌のオーディションを頑張るだけ、それが今私に渡されたミッションだと思っている。
私は幼い頃からアイドルというか歌手になるのが夢だった。夢を叶えるためにたくさん歌のレッスンだって受けた。先生は厳しく、挫折しそうになったこともあるけど自分の未来のため頑張ることができ、ついにここまできた。レッスンの先生も頑張れと応援してくれた。頑張れ。その一言だけでも大きな力になった。
お家を出ると学校に向かった。桜がヒラヒラと舞い散りながら咲いていた。桜に見とれているとバスの時間が迫っていた。私は走ると坂の下のバス停にちょうど学校直通バスが来ていた。私は息を切らしながらなんとか乗ることができた。
『はあ、はあ、乗れた...』
『おはよ!美月』
『あっおはよ、ちはちゃん』
『美月めちゃ息きれてんじゃん。大丈夫??』
『うん、なんとか。』
二人でバスの中で会話してると途中のバス停から学生が二人乗ってきた。乗ってきた一人の男の子に千晴は声をかけた。声をかけられた男の子はこっちを向いた。私は驚くと千晴の後ろに隠れた。
『浬多おっはよ!』
『おう、千晴おはよ。朝から元気いいな(笑)』
『これが私ですので(笑)』
『おい、つっきー。俺のこと忘れてるだろ....』
『やだな~もう。流星ったら。忘れないわけないじゃない(笑)』
『いや、今完全に忘れてたから!!』
『流星や、どんまい(笑)』
『うお!浬多まで!』
『あははは』
私は三人はきっと中学生の時からの友達なんだと心の中でそう思った。私は中学生のとき友達といえるような人はいなかった。影が薄かったっていうのもあるのかもしれない。千晴は私のことを見ると....。
『えっちょっとちっちはちゃん!?』
『浬多、流星、友達になった蒔田美月ちゃん!かわいいでしょ~』
千晴は、浬多と流星に紹介をした。私の心臓はドキドキと音を立てていた。こうして人と触れ合うのは初めてに近いため目が泳いでいた。浬多と流星は私を見つめていた。しばらく見つめていると私のドキドキがだんだんおさまってきた。私はなんでドキドキがおさまって行くのか気になった。不思議な気持ちになった。下を向くと声をかけられた。声をかけたのは浬多だった。私は顔をあげると彼はニコッと笑った。
『蒔田』
『えっ?』
『おれ』