光の向こう側へ
店長はさらに
言葉を続けた。




『んで店入ってくるとき
見たと思うけど
女の子の顔が
写ってるパネル
あったやろ?』




そう言われ
ァタシは
店を入ってすぐの所に
あったパネルを
思い出した。




『君のパネルも
つくらなあかんねんけど
2・3日時間
かかるんやわ。
でも今日から
働きたいなら
取りあえず
写真だけ
出しとくから
撮影さしてな。』




そういって
店長はァタシを
デジカメで
撮影して
すぐに
プリントアウトした。




『ほんで名前は
どうする?
この世界
実名使うと
抜けづらくなるから
偽名の方がえぇねんけど
なんか希望あるか?』






ァタシは首を
横にふった。






店長は少し
考えて言った。




『じゃぁ自分【リカ】でいこか。』






ァタシの名前が決まった。







【リカ】



もう一人のァタシ…




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