光の向こう側へ
ユリは手慣れたように
画面に落書きをする。



ァタシは何を書けば
いいか解らなかった。




そしてプリクラが
印刷されて
出て来た。




『このサツキまぢ可愛い〜!!』



ユリはご機嫌だ。




時刻は17時半になっていた。



『ァタシそろそろ行くわ』



そう言ったァタシに
ユリは


『え、そっか、バイトなんや!
じゃ明日このプリクラ半分に
切って持って行くから!
明日も学校来るやんな?』

と聞いた。




ァタシは一瞬迷ったけど


1度だけ頷いて
ユリに手を振り
背を向けた。




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