光の向こう側へ
ついでに飲み物も
鞄に入れてみた。





なんだか
今まで体験したことのない
変な優越感を
感じた。






【このまま店を出ていこう】






何食わぬ顔で
店を出ようとした。







すると右腕を
引っ張られた。






『鞄の中身出せや』






ァタシの手を引っ張ったのは
一人居た男性客だった。






店員がこっちに気付いた。






『万引きなんて
してんちゃうぞ!』





そう言われァタシは
頭に来て商品を鞄からだし、
持っていた万札を
何十枚か投げ付けた。






『払えばいいんやろ!』





ア然とする客と店員をよそに、
ァタシは走って店を出た。




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