光の向こう側へ
しかしその男は
ァタシたち親子に
暴力を振るった。



ァタシは
ただ堪えた。



お母さんに
何度も別れた方がいい。
そういったけど


『お義父さんも仕事でいらいらしてるねん…解ってあげて』




と、お義父さんをかばった。



お母さんはお義父さんを
この期に及んで
愛していた。





ァタシが中2のある日、
お母さんはおばあちゃんの
具合が悪いと言うので
実家に帰っていた。





夜になって
ァタシが寝ようとしたら
お義父さんが
帰って来た。



酔っ払ってるようだ。



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