光の向こう側へ
いつもは
寝ることが
とても怖かった。




暗闇が
ァタシを
襲おうとする。




嫌な汗をかき
目覚めの悪い
朝を迎える。





だけど今日は違った。






夢なんてみなかった。




汗もかいてない。




−−−ここはどこ?






シャワーの音がしている。








そうだ、昨日の夜(朝?)から
ラブホに来たんだ。







浴室からアキラが
出て来た。






『おぅ!お前も風呂入ってこれば?
昨日入ってねぇだろ?』





そういわれて
ァタシも
浴室へ向かう。





アキラが使った後で
床が濡れたまま。








シャワーを浴びて
部屋に戻る。





アキラは
とっくに出る準備を
していた。





『リカ、お前今日ヒマか?』





アキラに聞かれァタシは考えた。




忙しくはない。





いつもだって
ただ忙しい訳じゃなく
したい時に
したい事を
していただけだ。





ァタシはうなずく。





するとアキラは
笑顔になり




『じゃ俺と遊びに行こうや』





そういった。





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