光の向こう側へ
家に着いて、
『ァタシ汗かいたから
お風呂入ってくる。
適当にくつろいどいて』
と、ァタシは
真っ先に浴室へ向かった。
部屋にもどると
アキラは
誰かと電話していた。
ァタシに気付いて
電話を切った。
『誰と話してたん?』
『おかん。
昨日も帰ってへんし、
明日は帰るて
報告だけしといてん。』
『ふぅーん』
少し沈黙の後
アキラが
話し出した。
『俺な、
来週から
東京行くねん。』
『え?』
『俺音楽がめっちゃ
好きで
バンド組んでんねやけど、
ちっさいライヴハウスとかで
ライヴやってるうちに、
結構いい線まできて、
去年スカウトの人に
声かけられてん。
そっから半年以上
俺ら本格的に
デビューに向けて
練習とか収録始めて
3ヶ月後
デビューすることになってん。
それでデビュー
するために
色々忙しなるから
東京に移ることになった。
でもな、
俺が音楽始めたの
たった2年前やねん!
俺が20歳の時!
たった2年で
人生180度変わった。
それまでは
高校卒業して
進学も就職もせんと
フリーターで夢もなく
遊んで暮らした。
やけど今は
夢がある。
音楽で人を
幸せにしたいって
言う夢が…』
『ァタシ汗かいたから
お風呂入ってくる。
適当にくつろいどいて』
と、ァタシは
真っ先に浴室へ向かった。
部屋にもどると
アキラは
誰かと電話していた。
ァタシに気付いて
電話を切った。
『誰と話してたん?』
『おかん。
昨日も帰ってへんし、
明日は帰るて
報告だけしといてん。』
『ふぅーん』
少し沈黙の後
アキラが
話し出した。
『俺な、
来週から
東京行くねん。』
『え?』
『俺音楽がめっちゃ
好きで
バンド組んでんねやけど、
ちっさいライヴハウスとかで
ライヴやってるうちに、
結構いい線まできて、
去年スカウトの人に
声かけられてん。
そっから半年以上
俺ら本格的に
デビューに向けて
練習とか収録始めて
3ヶ月後
デビューすることになってん。
それでデビュー
するために
色々忙しなるから
東京に移ることになった。
でもな、
俺が音楽始めたの
たった2年前やねん!
俺が20歳の時!
たった2年で
人生180度変わった。
それまでは
高校卒業して
進学も就職もせんと
フリーターで夢もなく
遊んで暮らした。
やけど今は
夢がある。
音楽で人を
幸せにしたいって
言う夢が…』