光の向こう側へ
ァタシの葬式の日−−−





学校のクラスの人達も
来てくれた。




みんな泣いてくれてる。




その中で
一際大声を
あげていたのが
ユリだった。






『サツキなんでなんッッ!!
早過ぎるわぁぁ!!
またプリクラ
撮ろうって
約束したやんかぁぁ!!!』





そう言って
泣きじゃくるユリ。





ユリ…約束守れんくて
ごめんな。


やけど
ユリには感謝してる。


ホンマはあの日
嬉しかった。
ユリが話し掛けて
きてくれて。


遊んで楽しかったで。

ァタシが学校
行かんくなって
何通もメールくれた。


アンタがおらんかったら
きっとァタシは
学校辞めてた。


ありがとう…











大勢の人が
ァタシの為に
涙を流してくれた。





この時初めて
気付いた。





ァタシ
一人なんかじゃなかった…




いつも自分から
壁を作って
一人だと
被害妄想してた…





ねぇ…


ァタシ…生きたい。


生きてみんなに
ごめんねと
ありがとうを
伝えたい。



ァタシもっと生きたい!



…生きたいょぉぉ…








そう思ったときには
遅すぎた…



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