秋の空と女子高生
前の車が一気に数十メートル動いた為に僕は彼女達をじっくり見て車を前に進めた。
振り返ると小さく二人の女子高生は見えたが僕は前を向いた。
車はまだノロノロだが確実に動き出していた。
ガムの味が薄れて来たので吐き出して煙草に手を伸ばした。
キラキラした空気を共有出来て良かったなと思ったが僕は前を向いて運転に集中した。
だんだん渋滞は解消されているようで車はどんどん前に行き始めしばらくすると渋滞を抜けた。
僕はアクセルを踏むと前の車を車線を変えて抜いた。