好きとか嫌いとか。


「あのっ!すみません!」


急に声をかけられビクッとした。

振り返るとさっきの可愛い店員。



「急にすみませんっ!!試作品のケーキがあるので、お時間あったら食べて頂けませんか?」



「わ、私がですか?」


「よかったらでいいんですけど、、もちろんお金もいりませんっ!!」




頭を下げる店員にどぎまぎする私、


バイトの事も何もかも考えずに、
わたしは頷いた。


「あの、、わたしでよければ。」


表情がぱっと明るくなる店員に連れられ、
さっきの通り過ぎたカフェに入った。



< 5 / 13 >

この作品をシェア

pagetop