好きとか嫌いとか。
「あのっ!すみません!」
急に声をかけられビクッとした。
振り返るとさっきの可愛い店員。
「急にすみませんっ!!試作品のケーキがあるので、お時間あったら食べて頂けませんか?」
「わ、私がですか?」
「よかったらでいいんですけど、、もちろんお金もいりませんっ!!」
頭を下げる店員にどぎまぎする私、
バイトの事も何もかも考えずに、
わたしは頷いた。
「あの、、わたしでよければ。」
表情がぱっと明るくなる店員に連れられ、
さっきの通り過ぎたカフェに入った。