Narcissus
「そーいや、昨日の田中が最高に面白くってさ!」

裕太はどうしようもないワルガキだ。

マトモに当校してきた事なんて一度も見たことがないし、久しぶりに学校へ来てみたと思えばなりふり構わず喧嘩する始末。

裕太がここに来たのはどうせ喫煙する為なんだろう。

毎度の事だ。

一学生として、友人として、そして幼なじみとして何度か注意はしたものの彼は彼のポリシーと言う訳の分からないモノがあるみたいで、俺はその度に心が折れた。
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