サヨナラの行方
「やだっ……んっ」
拒否の言葉は聞きたくなくて、彼女の唇を自分の唇で塞ぐ。
嫌がる素振りを見せながら、胸を押したくってくる。
それでも構わず、深く貪る。
角度を変えながら息つく暇もなく貪ると、彼女の力が抜けてきたみたいでガードが緩くなってくる。
それに気づいた瞬間、彼女の服の中に手を滑らせた。
「んっ」
逃げようと体をくねらせるけど、唇は捉えたまま。
動ける範囲は限られていた。
そのため、逃げることは叶わない。
様子を見るため唇を少し離したけど、逃げることはない。
逃げるどころか、酸欠状態で息が荒くなっていた。
その息が整う前に、ゆっくり服を脱がせる。
彼女は驚いて服を掴むけど、唇を塞げばそれどころじゃなくなる。
その隙に、全て脱がせた。