全力片思い
「萌、よかったね一緒のチームになれて」
「やったよ篤志! 楽しい一日になりそうだな!!」
同時に振り返ってきた柳瀬と光莉。
ふたりの笑顔はなんか似ていて見せられた方が笑ってしまった。
「え、ここでどうして笑うのよ萌。……それに篤志も!」
「お前が笑うなんて珍しいな」
え、笹沼くんが笑っている?
ふたりの話に隣を見れば、顔を背けていて見えなかったけど笹沼くんの肩は震えていた。
本当に笑っているのか分からないけど……でもこれは確実に笑っているよね?
肩が震えているし。
レアな笹沼くんの姿にしばし三人唖然としてしまっていると、カレは落ち着いたのか大きく息を吐きいつもの無表情な顔を覗かせた。
「幸と光莉が悪い。ふたりして同じ顔で振り向きやがって」
「はぁ? なんだよ同じ顔って!」
「そっ、そうよ! 篤志ってば失礼!」
途端に顔を赤くさせまた同じ反応を見せるふたりに、突然笹沼くんは呆れ顔でこっちを見たものだから、ドキッとしてしまった。
「やったよ篤志! 楽しい一日になりそうだな!!」
同時に振り返ってきた柳瀬と光莉。
ふたりの笑顔はなんか似ていて見せられた方が笑ってしまった。
「え、ここでどうして笑うのよ萌。……それに篤志も!」
「お前が笑うなんて珍しいな」
え、笹沼くんが笑っている?
ふたりの話に隣を見れば、顔を背けていて見えなかったけど笹沼くんの肩は震えていた。
本当に笑っているのか分からないけど……でもこれは確実に笑っているよね?
肩が震えているし。
レアな笹沼くんの姿にしばし三人唖然としてしまっていると、カレは落ち着いたのか大きく息を吐きいつもの無表情な顔を覗かせた。
「幸と光莉が悪い。ふたりして同じ顔で振り向きやがって」
「はぁ? なんだよ同じ顔って!」
「そっ、そうよ! 篤志ってば失礼!」
途端に顔を赤くさせまた同じ反応を見せるふたりに、突然笹沼くんは呆れ顔でこっちを見たものだから、ドキッとしてしまった。